二年前の事
今の会社に入りたての頃の事なんだけどね。
突入した事のない分野の職種で、何もかもが始めての世界。
それまでの経験なんて何も通用しないまま、仕事が始まったわけで。
そんな事を続けていると、体に無理が来ちゃいまして。
ストレス性の胃炎になっちゃって、アルコールも食事も全てに制限がかかっちゃって。
とにかく、ずたぼろな仕事が始まったなぁって思ったわけですよ。
そこへ、新入社員として俺よりも年上の(それでも一歳しか違わなかったけど)女子が編入。
この女子、見た目がとにかく素敵。美人。
キリッとした顔つきや、くびれの強調されているスタイルなどを考えても、
彼氏がいないってのが嘘みたいな感じがする。本当に居ないんだけどね。
んで、しばらく普通に日々が過ぎる。
そのうち、彼女…めんどいので名前を仮に麻美としておく。
麻美と俺が一緒の部署になり、数日が過ぎ。
少なくとも俺が先に就職しているので、事務用品やら道具やらの場所は、俺のが知ってる。
麻美が会社に入ってきた当日、何も机に用意されてない状態で仕事しろって言われても、誰もできないじゃない?
だから、俺が鉛筆の1本から全部用意したのさ。
それが嬉しかったようで、その後から俺と仲良くなる麻美。
見た目のクールビューティーとは裏腹に、笑うと笑顔が本当にかわいい。
ただ若いだけの女どもにつぐ。『女は愛嬌』ってのは、嘘じゃないぞ。
見てくれがどうこういうよりも、本気で笑顔になれるかどうかってのが、かかってくると思う。
…説教くさいおっさんでごめん
麻美とそんな事があってから、俺が麻美に吸い寄せられる。
しかし、彼女がいる俺としては、吸い寄せられるわけにはいかんのです。
んでも、かなり魅力的な麻美。
そうこうしている内に、俺のストレスから来る胃炎が最悪なことに。
入院までする大騒ぎになり、会社にも一時期行けなかった。
それが回復してからも、酒は呑めず、食事制限も相変わらず。
会社に復帰してからも、麻美が心配してくれて俺に色々と声をかけるようになっていたのです。
『大丈夫なんですか?無理して会社来ないで、ゆっくりしてた方がいいんじゃないですか?』
なんて、心配してくれる。
綺麗な顔の女の子が眉間を寄せて心配してくれると、マジで元気になるぜ?
…俺だけか?w
しばらくして、定期健診で俺の体が回復したことを、医者からお墨付きをもらう。
それをウキウキしながら、会社の人たちに報告!
麻美ほどじゃないにしろ、みんな気にしてくれていたからなんですなぁ。
報告した後、みんなが祝福してくれたのには驚いた。
先輩からはヘッドロックをかけられ、『呑みに行くか、このやろう心配させやがって!』
『復活した肝臓、俺が壊してやる!』など、嬉しい限りのお見舞いの言葉を貰いましたよ。
ひとしきり盛り上がった後、自分の机の上に書類の切れ端が置いてあるのに気付きました。
二つ折りに折っただけの切れ端。開いてみると、こんな事が書いてありました。
『快気祝い、やろうよ^^』
まさかと思って麻美の方を見ると、こっちに目線だけをやって、ニコって微笑まれました。
彼女がいる自分の身を、軽く呪いました。
鉄は熱いうちに打て!ってのが俺の心情。
その時も同じで、普段は残業しまくりの俺ですが、麻美に無言の返信をするつもりで、
定時で上がってみました。勿論、麻美にわかるように。
麻美もそれに気付いて、俺が会社を出てから遅れること5分で出てきました。
話すと長いので端折りますが、まさか麻美が合わせて出てくるとは思ってなかったので、嬉しいハプニングでした。
男とは違って、制服から私服になった麻美はまた違った魅力ある姿になってました。
エロ目線100%で上から下まで見てたらそれに気付いたようで、
『何を見てるのさw』
って言われて、ちょっとドキッとしました。
『ん?魅力的な女性を一人視姦中ww』
って返せた俺は、それが精一杯だったのは今だけの話です。
その後二人して、快気祝いの為に居酒屋へ移動します。
居酒屋では、快気祝いと言うことで麻美の奢り全開ってのがルールでした。
快気祝いなんだから、奢らせろ!って言われてて、それでも腐っても男。
出来ることなら、自分が出せる範囲では出したいってのが男の見栄ですな。
いつしか二人とも一軒目でべろんべろん(この辺は端折ります)。
焼酎のボトルを二人で2本は空けて、それでも飲み倒す。
おぼろげですけど、確か最後の方は40度くらいの焼酎をストレートで飲んでいた気がします。
お店を出てから気付いたんですが、麻美はとにかくべろんべろん。
会計したのは実は俺で、総額23000円をニコニコ現金払い。
その間も、店前でふらふらしながらキャバクラの呼び込みなんかに喧嘩を売っている麻美を発見。
やばいと思って自分もふらふらながら手早く支払いを済ませて麻美の確保に向かう。
店の扉を開けて麻美のそばに駆け寄る。
酒の勢いのせいにして、腰を抱きたいっていう性欲丸出し根性で確保しようと思ったんだけど、ここで予想外の事態に。
麻美が先に俺を見つけて、両手を挙げて抱きついてきたのです。
年上の後輩。
先輩だけど新人扱いの俺。
クールビューティーなのに笑顔が無邪気な麻美。
んでも俺は、彼女持ち。
全部の要素がぐるぐる回って、抱きつかれたまま固まる俺。
路上では酔っ払いの男と女が固まっていると思いねぇ。
そんでも性欲が2秒で勝った俺は、麻美の腰に手を回して体勢保持に努める。
自分の体重を保持しても大丈夫だと判断したのか、一気に俺の腕に体重を預ける麻美。
…思ったより細い腰に、ドキドキしっぱなしの俺。
いい匂いする。やべぇ。髪の毛からのシャンプー?首筋からの香水?わからん。
なんたって、二人してべろんべろんだからね。あははー。
その体勢になってから、俺は麻美を部屋に呼び込むことを決意。
誓って言うが、性欲は強かったけど抱こうとはまだ思ってなかった。せいぜい、酔い覚ましに部屋で寝かそうってくらい。
ふらふらしながら、二人で俺のアパートに向かう。
部屋に辿り着き、麻美を自分のベッドに投げ込む俺。
辿り着く頃には麻美の酔いが最高潮で、とにかくへろへろ。
俺もへろへろだったんだけど、せめて麻美にはシャワーくらい浴びさせてやろうと思って、風呂場の用意をする。
彼女が残していたアイテム(歯ブラシやらヘアゴムやら)を処分する事もせず、ただただ風呂の用意をする。
用意ができたら、ベッドの上で笑顔のままべろーんとなっている麻美に、声をかける。
『シャワーに入りなよ、用意したから。入ってる間、外にいるからさ』
って言いながら、やっとこ倒れないようにタバコだけ取って部屋の外に行こうとすると、
麻 美 に 服 の 裾 を 捕 ま れ ま し た 。
え?って思って振り向くと、にこーってしたまま、静かな声で麻美がこう言いました。
『一緒にお風呂、入る?』
裾を握られたまま、固まる俺。
んでも仕事上の先輩だと、どうでもいいようなプライドに縋り付いたままの俺は、やっと返事を。
『一緒に入りたいけど、入ったらお風呂どころじゃなくなるから』
「なんで?」
『普通に一緒に入れるわけないだろ。麻美と風呂に入って普通で居られると思うの?』
「いられないの?」
『当たり前だろ!抱きたくなるに決まってるし』
ここまで言って、麻美はにやーっと笑って、すぐに目線を細めて小さい声で言いました。
「私とHしたくない?」
小さい声だったのに、一文字も漏らすことなく聞き取れたのは、俺がスケベだからだと思います。
ここからは早かったなぁ。
倫理観との戦いなんてほんの一瞬。
性欲に負ける俺の連合軍。
麻美の言葉で焦土と化した戦地は、代わりに麻美っていう平和を勝ち取ろうと必死になってました。
俺にエロい言葉を投げかけたわりにはやっぱりヘロヘロな麻美。
そんな麻美を支えながら服を脱がせ、自分も服を脱いで狭い風呂場に殴りこみ。
風呂場の中では、シャワーをザーっと流しながら、ずーっとキスしてました。
ベロチュー。ええ、ベロチューです。
ぎゅーっと抱き合いながら、上からシャワー。そして、ベロチュー。
麻美の体は、脱いでも凄かったですよ。
細い腰なのに、胸の形は最高。今まで会ったどんな女性よりも綺麗でした。
本人いわく「C」らしいですが、Dって言われても疑わないくらい形がいい。
んでね。…これ、後から本人に理由を聞いてびっくりしたんですが。
…パイパンだったんで超ビックリしたのを覚えてます。
パイパンだったのは、単純に「毛があるのが嫌なの」っていう理由。
…それだけで剃るもんなの?わからないけど。
麻美ほどの酩酊状態じゃないにしろ、俺もべろべろ。
なので、ベロチューしながらとにかく性欲が最高潮に。
麻美を抱きしめたまま、部屋に帰ってきた時とは違う感情でまた麻美をベッドに投げる。
全裸の美女が、ベッドの上で体を曲線に任せるままになっている。
タオルで体を拭かずにベッドに来た二人なのに、麻美の存在感が強すぎる。
彼女には申し訳ないが、この時にはもう彼女の存在なんて忘れていましたよ。
全身でハァハァと息をついている俺が、麻美の裸を上から眺めている時。
…一瞬だけ倫理観が戻ってきたんですが、一瞬でそれを破壊したのは麻美でした。
俺がベッド端で立っているのに気付いていたらしく、ニコッと笑って、クルッと半身を返した瞬間にフェラを始めました。
手を使わずに、俺の股間でゆっくりと顔を前後させながら。
いきなり咥えられた俺はびっくりしましたが、快感が全身を襲ったのは事実。
しかもパイパンだった体がまだ鮮明に脳内に残っている状態。
その裸の主が、俺のを咥えている。
何だよこれ!?
って思ったけど、快感って凄いよね。頭の中から全部、『性欲』にさせちゃうんだよね。
チュルッ…チュルッ…と頭を前後させるたびに漏れる音が重なるたびに、射精感がこみ上げるのが分かりました。
いつの間にか麻美の背中に倒れこみながら、フェラだけは続いている状態。
…分かりにくいかな?ベッドの端に立っている俺にフェラしている麻美がいて、
その麻美の背中に俺が倒れこんでいる状態(やっぱり分かりづらいかな)。
倒れこんだ俺は、そのまま麻美の背中にキスをする。
…それが高ポイントでしたw
麻美は咥えたまま、「んっ!」とか言いながらもフェラを続けていました。
酔った男女の戯れと言ってしまえばそれまでですが、とにかくその時の空気は、『性欲に支配された二人』だったのは間違い無いと思います。
フェラされながら麻美の背中に愛撫を重ね、もう感極まった俺が、『…もう駄目!』って言った瞬間に、麻美を再び仰向けにさせました。
自分もその上に重なり、麻美の両足に自分を割り込ませました。
麻美の唾液に濡れた、俺の下半身。何もしてないのに濡れ光る麻美の下半身。
手を添えなくても、腰を合わせるだけでニュルンって入りそうな感じです。
ヌルヌルなまま腰を前後させ、麻美を刺激する俺。…が、その行為で自分にも刺激が。
このままだと、入れないままに出してしまいそうな気がする。
そう思った俺は、全部の快楽の究極を味わおうと、先端を麻美にあてがいました。
『…うん、当たってる。いいよ、そのまま』
麻美はお酒のせいなのか、妖艶な笑顔のまま生で入れていいと許可しました。
許可されたら、そのまま侵入。
やわらかい感触を味わいながら、飲み込まれる俺。ずるううっと入っていきました。
まるで童貞の頃に戻ったような感じで、脳天の先まで快感が貫く感触を味わい、本能に従って奥にある先端を引き戻します。
引き戻した時に、麻美が口を開けて声を漏らしました。
「…はぁっ!」って。
俺の粗末なやつでも、麻美を感じさせることが出来た満足感に支配されながら、再び埋没させる俺。
迎え入れる麻美。
いつの間にか麻美の両腕は俺の背中にまわり、爪を立てています。
ですが、その爪ですら興奮材料でしかない状態。
一度こうなると、男はもう止まりません。
麻美の顔を見ながら、何度も何度も腰をぶつける事になりました。
麻美はうっすらと目を開けながら、笑顔のような、それとも快楽に歪んだような顔で、俺を見ています。
どっちの息なのか分からないくらいに近くで、お互いの喘ぎに興奮していました。
次第に高まる射精感。
それでも腰の速度は落ちずに、逆に上がる状態。
顔が絶頂に歪むように見えたんでしょうね。麻美が、言いました。
「いいよ、中で^^」
え!?って思いましたが、酔っている頭では判断が追いつかず。
言われたまま、速い動きを維持したままに絶頂へ。
麻美の中も次第に締りが強くなって、今思えばぎゅーっと食いついている感触でした。
『!!』
逝った瞬間、麻美に抱きつきました。麻美も、ぎゅーっと抱きついてきました。
そして、いわゆる『だいしゅきほーるど(←合ってる?w)』もされたまま、吸い尽くされる感触を味わいました。
腰がびくつく度に、麻美の細い顎もフルフルと震えるのが印象的でした。
…射精した直後なのに、まだまだ楽しみたいと思いました。
それからは、何度も楽しみました。
バック。対面座位。立ちバック(←以上、プレイ順)などなど。
裸のまま抱き合っていつの間にか眠り、
朝になった時に寝ぼけたまま麻美に後ろから寝バックのまま挿入もしていましたw
…そのまま朝のラウンド開始にもなりましたけどねw
何度も中に出してましたが、実は麻美は生理終了直後だったようで、だから生で中田氏を許可してくれたようです。
後日、しっかり生理が再び来てたようですが。
この体験の中で一番エロかったのは、フェラに我慢できなくて挿入した瞬間の麻美の言葉。
「(口の)中で出しても良かったのに…」
…自分の中にS心があると分かった瞬間でしたw
で、朝。
朝と言うか、二人で何度も楽しんでから汗だくになって裸のままベッドで寝ていて。
俺は麻美の後ろから抱きつく形で寝てました。
麻美は俺に背中を向けています。
薄いシーツに二人で包まったまま寝たようで、汗やらいろんな体液やらで汚れた上掛けは、無残にもベッドの下に落ちてましたw
ボーっとぼやけた頭で目が覚めた俺は、抱きついている事に気付いて片手を麻美の胸に伸ばしました。
ころころと乳首を転がすと、すーすー寝息を立てている麻美が、ぴくっと動くのが分かりました。
…寝ていても反応すること、あるのかぁとぼんやり思いながら、次第に目が覚めてくる俺。
片手で乳首を転がしながら、あまった片手を麻美の首の下を通して、腕枕みたいな状態に。
その手をくるっと回して、麻美の胸をやわやわと揉むことにしました。
次第に麻美の口から、喘ぎが漏れてきていました。
感じ始めている事に気付いたので、遠慮せずに腕枕じゃない方の腕を麻美の下半身に向けます。
パイパンの下腹部を触ると、やっぱりいい感触です。そのままワレメをさわり、その間に隠れているクリトリスを見つけました。
むにゅっと指を割り込ませると、昨夜さんざん触ったクリトリスを見つけました。
まだ皮の中に隠れているようですが、すぐに硬くなってきてコリコリと指の腹で刺激を与えます。
その瞬間に顎を仰け反らせて、完全に目が覚めた麻美は、それでも寝ぼけたまま
「あっ…おはよーっ…んっ」
と、快感に捩りながら俺の顔に向かおうとします。
それをさせないように変に意地悪な感じになった俺は、朝から充分に濡れている麻美の中に入ろうと、グッと腰を押し付けて侵入を試みます。
もう慣れた腰の位置に、あてがうのもなれたものです。すぐに入り口を見つけて、ずるっと先端が埋まりました。
「あっ…朝から凄いなぁ…^^」
いきなり入れられたのに、まんざらでもないような麻美の感じ方にドキリとさせられて、性欲にも拍車がかかります。
寝バックのままベッドをギシギシ言わせて麻美を突き始めました。
昨夜あれだけ楽しんだのに、ちょっと寝ただけですぐに性欲が回復するなんて、どんだけ相性がいいのかと気になりましたが、
それよりも麻美の体を楽しみたい気持ちだけがありました。
何度も腰をぶつけて、また麻美の中に出しました。ぶるぶるっと震えながら、腰はぶつけたまま。
麻美も軽く逝ったようで、「はぁっ…」って言いながらフルフルと顎が揺れてました。
ハァハァ息をつきながらにゅるんと抜くと、麻美の中から精液が漏れてくるんだろうと思って、見ようとしましたが見ませんでした。
何だか、見られるのを恥ずかしがるようなところがあったので、見るのを我慢しましたよw
まずは軽く1回戦を終了させ、二人で起き上がって歯を磨くことに。
んでも一人暮らしのアパートなので、洗面所は狭い。
なので先に麻美に使ってもらおうと、順番を譲りました。
俺はその間、インスタントのコーヒーを用意します。
トーストとコーヒーが用意できて、簡単な朝食が出来上がりました。
その間、キッチンのすぐ横の洗面台では、全裸の麻美が鏡を見ながら歯磨きをしてました。
…シュールな光景でしたw
メイクが落ちているにもかかわらず、麻美は綺麗でした。
確かにメイクがあると無いとでは違いはあります。けど、そんなものは気になりません。
むしろ、クールな横顔を独占できた夜を楽しめたと思えば、メイクの無い顔も喜びの一つです。
不思議だと思ったのは、どうして彼女がいるのを知っている筈なのに、俺を誘ったのか。
自分からHへ誘ったのか。…考えても仕方が無い事なんでしょうかねぇ。
まだ鏡を見ながら歯磨きしている麻美を見て、また悪戯心が芽生えました。
そっと麻美の後ろに立って、片手で麻美の股間を触ろうと思ったんです。
手のひらをしっかりと向けて、でもゆっくりとお尻の方から触っていきました。
麻美はそれに気付いて、
「こらこら^^;」
なんて言いましたが、男の性欲はそういったところから始まる場合もあります。
全裸の麻美は、全裸の俺に触られても逃げることなく、小さな喘ぎを出しながら歯を磨いてました。
まだ二人して酔っているような状態で、軽めの二日酔いになっていたようですw
最初は「こらこら」なんて言ってましたが、次第に声も小さくなり快楽に没頭し始めました。
歯ブラシを持っている手は既に止まり、自分が倒れないようにグッと壁に両手を出して、快楽で倒れそうになる自分を支えてました。
さすがは麻美ですw
そんな麻美が、歯磨きを終えて歯ブラシを置き、俺の悪戯に身を任せたまま、こう言いました。
「今日、会社休もう?…ずーっと、今日一日何回もHしようよ^^」
ええ!?っと、素でびっくりしましたが、麻美の性欲と俺の性欲がここまで合っているのも、ある意味凄いことだと思いました。
お互いがお互いに興奮しているなんて、中学生の頃のような感触です。
好奇心の赴くがままに麻美を自由に出来る。それだけで充分、魅力的な言葉でした。
それに乗った俺は、会社に「病院に行く旨」を伝えて、この仕事で初めてズル休みをしました。
今日一日、麻美を好きなように出来ると思うと、また昨夜の興奮が戻ってきているのを感じました。
とりあえず、二人して軽く二日酔いだったので、軽めの頭痛を感じるまま、
軽く服を着て朝食の購入がてらコンビニに行くことに。
俺はTシャツにハーパン。そしてサンダル。
麻美は昨日の私服しか持ってないので、俺の短パンとTシャツを貸してやりました。
コンビニに行くまでは、二人とも情けない大人で、フラフラになりながら頭痛の表情を隠せない駄目大人w
それでも、いつも見てる風景がいつもと違って見えるのは新鮮でした。
スーツを着てせせこましく進む道を、今は麻美と二人で歩いてる。すれ違うサラリーマンたちは、これから仕事をするんだろうなぁと、ぼんやり。
俺と麻美はズル休みして、これからセックス三昧だ。なんてただれた、しかし艶めいた関係なんだろうか。…などと、慣れない言葉を使いながら妄想していると、左腕に「ふにゅっ」とした感触が。
「気持ち悪いから、私をコンビニに連れてけ」
ニコッと笑った、俺と同じ二日酔いの麻美が俺の左腕に絡んできた時の、胸の感触でした。
確かこの時にコンビニで買ったのは、ちょっとした飲み物と弁当だけだったかな。
麻美は、女の子らしい(のか?)ヨーグルトとかサラダとか、軽めのものを買ってました。
んで、部屋に帰る途中。またも俺の腕に絡みつく麻美。…ん、もしかしてこれは。
『麻美、お前もしかしてノーブラ?』
「今頃気付いたのか、遅い」
『なんだよ、着けてこなくて良かったの?』
「ノーパンノーブラってのが、また興奮してこない?」
悪戯っぽく、笑う麻美。…こいつ、どこまでも俺の好みな性欲をむき出しにしてくるなぁ。
…いや、まて。こいつ、ノーパンって言ったよな?と思った俺の考えを見透かすように、更にぎゅーっと左腕に抱きついてくる。
「あ。今、やらしいこと考えただろー^^」
『…おおう、考えたさ』
「…へへっ。あたしも^^」
部屋に戻って、軽く食事。二日酔いが残っている二人だからか、爽やかな食事風景ではなかったです。
あーとかうーとか唸りながら、頭痛をこらえて食べているので色気は何も無いw。
ただ、彼女以外の女性がそばに居て、一緒にテレビを見ながら食事をするというのは新鮮でした。
…あー、なんだこの風景。俺、彼女がいる筈だぞ。そんでもなんか、和むなぁ、この感じ…。
なんて考えていると、麻美から不意打ちされます。
ぼやーっとテレビを眺めていた俺の横で、麻美が「んー、んー」なんて言ってるので何だろう?と思って振り向くと。
口の周りを白く汚した麻美が突然覆いかぶさってきて、俺にちゅー。後ろに倒れこむ二人。
突然のことにびっくりして口を開けた俺の中に、どろどろっと何か入ってくる感触。甘酸っぱい!
『…(飲み下して)よ、ヨーグルト!?』
「いっぱいHするって言ったのに、ぼーっとすんな!」
言葉では怒っているものの、ニコニコしている麻美。正直、この時の麻美の顔が一番かわいかったです。
飲み下しても不意打ちされたヨーグルトが俺の口の周りに残っていたようで、麻美がそれに気付きました。
「あー、汚しちゃった^^」と言いながら、俺の口の横をぺろり。その行為にドキッとした俺は、スイッチが入りました。
『…ゴム、買ってこなかったけど今日もいいの?』
勿論、今日も昨晩と同じく生の中田氏でいいのかと確認したら、こう返されました。
「いっぱいしようって言ったの、あたしだよ?勿論さ^^」
またも口の横をぺろっと舐められ、俺の性欲も昨晩に続いて爆発しました。
麻美を下から抱きしめ、首筋にキス。首筋も性感帯だった麻美は、その不意打ちに力が抜けたらしく、俺に全体重が。
麻美を抱きしめたまま、首筋にキスマークを残してしまいました。思い切り吸ったので。
強めに吸ってから後悔。会社の女子の制服を考えると、普通に見えてしまう位置にキスマーク付けちゃったんです。
けど、女性は強い。キスマーク付けちゃったって報告すると。
「やだなぁ…久しぶりにHしたって証拠、みんなに見せ付けちゃうじゃん^^…ちょっと嬉しいけど」
気付いちゃったんだなぁ。俺が。気付いちゃったんです。
みんなに見せ付けちゃうって言われて、嫌がる俺がいるかと思いきや。
俺も一緒になってちょっとだけ嬉しかったから。
みんなに見せること出来るんだ、って思ったから。
ちょっとだけ切なくなって。
それを隠すように、麻美をベッドに連れ込みました。
「お、ついにこのプロジェクトに参加する気になったようだね^^」
『…馬鹿』
麻美の細い腰を掴んで、俺の腰をくっつけます。服を着たままでしたが、それでも俺の固くなっている部分は分かるはず。
それに、麻美は短パンの下はノーパン。二人の間には、いつもより少ない布切れしかありません。
何度か腰を動かしていると、次第に麻美の顔も上気してきました。
昨晩よりアルコールが抜けているからか、ちょっとだけ恥ずかしさが見え隠れします。
そんな麻美とまたつながれるんだと思うと、それだけで軽く射精しそうになりました。
手つきも荒々しく、麻美の下半身についている短パンを脱がせて、俺も急いでハーパンを脱ぎました。
麻美は身をくねらせながら、ゆっくりとTシャツを脱いでいます。そのTシャツが、両腕に差し掛かって顔が出た頃。
Tシャツが両腕を拘束してる形になっているのに気付いて、ちょっとだけS心が出る俺。
覆いかぶさって、Tシャツを押さえると、腕が動かなくなりました。
「んー、こういうのがいいのかな?」
『一度、こうしてやってみたかったんだ』
「…うん、私もされたかった」
形のいい胸が揺れて、乳首も硬くなってました。片手でシャツを押さえ、乳首に吸い付くと、顎を反らせて快感に耐えてました。
胸を愛撫しながら、麻美の足の間に割り込んでいって、先端をあてがいます。すると、案の定でした。というか、予想以上。
『ちょっとこうしただけで、こんなに濡れるの?…やらしい体だ』
「そうだよ、やらしいのさ。したくてしたくてたまらないんだ」
一気に麻美の中に突き入れました。
昨晩のように何度も腰を振る俺。それを受け入れる麻美。
頭で考えると、ただ単純に男女の性器と性器がこすれているだけ。
なのに、どうしてこうも快感を生み出すのか。不思議でしょうがなかったです。
正直なところ、彼女としたHを考えても、あんなに気持ち良くなったことは無いです。
それだけ相性が良かったのか、二日酔いという状況が良かったのか。今となっては答えなんて分かりませんが。
突き入れながら、何度も麻美とキスをしました。麻美も、それを受け入れてました。
いつしかTシャツの事を忘れて、麻美を抱きしめながら腰を振ってました。
Tシャツの拘束から外れた麻美の腕は、俺の背中に爪をたててました。
一気に上ってくる射精感が俺をせきたてて、腰の速度がまた上がります。
それに気付いた麻美は、一言だけ「いいよ^^」って目をうるませながら言いました。
無言のまま、腰を振る俺。流れる汗。熱くなる肌。
それでも、麻美に触れている部分の肌は若干ひんやりしてました。冷え性だったからなのか、俺の勘違いか。
ぴったりと自分の腰を麻美の腰につけたまま、奥でまたも大量に射精してました。
一度射精すると、男はよっぽどのことが無い限り、休憩を挟みたいもの。
麻美の中で射精した後、ゆっくりと腰を引いて、どろどろと逆流してくる精液とご対面しました。
体を起こした麻美は、おおっとか言いながら出てきた精子を触って「嬉しいぞ、こんなに出たんだ^^」と、笑顔。
ベッドの端に座って、ちょっと休憩したかった俺は、
『魅力のある体だからそんだけ出るんだよー』などと、今考えれば気持ち悪い台詞を吐いてました。
座っている俺の前に、麻美がすばやくやってきました。床の上に、正座している体勢です。
『え?どしたの?』
「…一度やってみたかったんだけど、…協力しなさい」
『何を?』
って言うと同時に両足を開かされて、ちょうど麻美の目の前に俺の股間が丸出しになる状態に。
すると、何も言わずに一気に自分の口に咥え込んできました。
まだ俺の精液も麻美の愛液もたっぷりついたままなのに。
じゅるっ…じゅるっと時折聞こえる音が、麻美がしている行為の音だと思うとまた興奮がよみがえってきました。
でも、まださっきの射精からそんなに時間が経ってないので、快感が快感を超えて腰を引きたい状態。
『ちょっと待って!まだ逝ったばかりだから今はまだ』
そう言っても麻美は動きを変えずに咥えてくる。しかも、手を使わずに唇と舌と歯だけを使って行為に没頭している。
そんなフェラ、されたこともなかったのでよみがえってきた興奮が徐々に勝っていって、最終的には麻美にまた勃たされてました。
元気よく硬くなった状態を確認して、麻美は満足したように口を離しました。
「へへっ。あたしの口で元気になったんだね^^」
そのまま再度顔を沈めて、前後したり緩急つけたり。舌と歯で痛みと快楽を分けて与えられたり。
共通していたのは、一度も手を使わなかったこと。ずっと口だけのフェラ。
また高まってきた射精感が腰を震わせ、それに気付いたように麻美の動きが早まり。
いつの間にか、また麻美に射精してました。口の中に。両手で麻美の頭を押さえながら。
連続二回は俺の体に響いちゃったようで、体力の減り方が半端じゃなかったですw
ベッドにそのまま倒れこんで、はぁはぁ言いながら今度こそ休憩。
すると麻美が俺の腕を枕にして、並んで横になりました。
「気持ちよかった?」
『あのさ、連続しても最初は気持ちよくないんだぞ、知ってる?』
「そうなの?んでも、結局は出したじゃん^^」
そう言って、ニコッと笑う麻美。
『んで、何を試したかったの?それはちゃんとできた?』
「んーとねー、逝ってからすぐに元気にさせたかったのと、手を使わずに口だけで逝かせたかったの。両方とも出来て良かった^^」
『される方の事は考えてくれないのね』
「…気持ち良かったでしょー?」
覗き込んでくる麻美を抱きしめて、キスするのが、精一杯の反抗でした。
その後も、考えら得る限りの体位は試したし、したいと思うプレイは殆どやりました。
麻美は本当に貪欲で、自分の体の全部を使ってセックスを楽しもう!っていう気持ちが分かりました。
勿論、それは俺が嫌がらないものに限られましたけどね。
殆ど丸一日を使って、気が付いたらセックスして、疲れたら休んで、の繰り返し。
夕方になり夜になっても、まだまだ飽きそうもありませんでした。
それでも、夜中の22時を過ぎれば、翌日の仕事を考えないといけません。
お互いに汁まみれ、体液まみれになってしまったので「そろそろ帰った方がいいね^^」と麻美が言ったので、一緒にシャワーを浴びているとき。
俺が不意に寂しくなり、麻美の体を振り向かせて、キスしようとしました。すると麻美は、グッと俺の顔を剃らせて、自分も横を向きました。
あれ?怒らせたのか?何でだ?と思っていると、小さな声で麻美がこう言いました。
「本気のキスは、後戻りできなくなるから駄目^^」
…女ってやつは、本当に男の心を一瞬で見抜く生き物だなぁと痛感。
それからは普通に帰宅の準備をして、麻美が帰っていきました。
駅まで見送りをするのが、何だか寂しくなっていました。
明日からの仕事、だるいねーとか今度あの映画見るんだーとか、どうでもいい事を話しながら駅に向かい、あっという間に改札です。
最後に、改札に麻美が入る前に、不意打ちでキスされました。
唇と唇が、軽く触れるようなキス。
鼻の先に、ふわっと流れた麻美の髪の匂い、今でも覚えてます。
「んじゃ、また会社で^^」
そう言って、二日続きの酔いどれ天使は現実に帰っていきました。
あっという間にホームに消えていった麻美に後ろ髪を引かれる思いになってたのは何故なんだろうか。
…いや、答えは見つけないようにしよう。
などとかっこ悪い未練を引きずりながら、自分のアパートへと戻りました。
それからしばらくして、麻美は転勤しました。
その後の麻美とは、何の連絡もとってませんし、取るつもりもありません。
あの時の事はあの時のこととして、大事にしておきたいからってのが正直なところです。
勿論、連絡することであの関係が壊れるのが怖いってのも事実です。
自分がとった行動は、酒の勢いとは言え、浮気ですからやっぱり罪悪感もありますし。
あの時限りの、あの時の行動、ということで。
さて、それでは再び名無しに戻りますね。
読んでいただき、ありがとうございました!
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